2009年5月12日火曜日

E-mobile D12HWとD22HW

E-mobileの最近のモデムを触ってみる機会があったのですこし調べてみた。結果を共有。


触ったのはD12HWD22HWで両方ともHUAWEIのOEM製品だ。D22HWはHSUPAでアップリンクが最大1.4Mbpsまで使えるというのが特徴らしい。

OpenBSDで試してみる

HUAWEIの多くのモデムは同じUSBベンダIDとプロダクトIDを共有しているが、今回もその例に漏れず同じIDを利用していた。OpenBSDで試してみたところ、両者とも標準的なHUAWEIプロトコルでUSBマスストレージモードからモデムモードに遷移するようだ。umsm(4)としてデバイスは認識される。pppd経由でネットワーク接続もできたようなので何の工夫もせずに普通につかえる。

メモ:D12HW

D12HWに関してはUSBのディスクリプタの文字列が壊れている部分がある。利用する分には問題はないがUSBディスクリプタの文字列を信用してデバイス認識時に画面に出力してしまうとなんだかよくわからない文字列が表示されてしまうかもしれない。
しょうがないのでOpenBSDではディスクリプタ中の文字列を信用せずにusbdevsの中の文字列を利用するようにUSB_QUIRKS: UQ_NO_STRINGSを設定しておいた。本来はD12HWだけでこのquirksが使われるようにすべきだがみんな同じベンダIDとプロダクトIDを持っているのでほとんど全部のHUAWEIモデムにこのquriksが適用されてしまっている。


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