yuoがまたUSBデバイスの解析という大ネタを連載しているので、その合間にcueのほうは電子工作関連のコネタをひとつ。
パーツをブレッドボードやarduinoに刺すときに、しっかりとした足がついているLEDなどはよいが、センサーなどのようにケーブルを介して接続する必要がある場合には、そのケーブルをどうやってブレッドボードに刺すかを考える必要がある。
よくやる手としてはケーブルをピンヘッダにハンダ付けをするというのだが、これでは量産が効かないし、出来上がりが不揃いになってしまう。四角いピンのピンヘッダはブレッドボードへの刺さりがキツいし、丸ピンのヘッダはピンが細すぎてブレッドボードにはいいが、arduinoなどのピンソケットにはすこし緩い。
そこでちょうどいい太さで先端がピンに
なった圧着端子を探していた。なかなかちょうどよいものがなかったのだが、yuoとアキバを探し歩いた結果、VGAコネクタなどに使うシュリンクDSUB用のピンがちょうどいいのじゃないかという結論に達したので紹介しておく。
千石通商で売られているシュリンクDSUB用のコンタクトピンは5本単位で売られている。CUEは田舎に住んでいて交通費を考えると必要数だけ毎回買うの
も無駄なので100本パックを買っている。このとき 「シュリンク(細い方)」DSUBの「オス」を入手する必要がある。写真とおなじものを手にいれれば間違いないだろう。
千石通商の1Fにほかの端子とともにおいてあるはずだ。残念ながら通販ではシュリンクではないDSUB用のピンしか扱っていないようだ。ちなみにRS232Cなどに使う普通のDSUB用のピンは太すぎてブレッドボードに刺さらない。
これを1本づつ切り取ってケーブルに圧着するだけである。小信号用の圧着端子と同じで、エンジニア社の精密圧着ペンチで加工すればよい。ケーブルはAWG26より細いものがよいだろう。
そして圧着部の保護と絶縁のために熱収縮チューブでくるんで完成である。上手に圧着できれば、サンハヤトの高級なほうの柔らかいジャンパーケーブルのような出来映えになるはずだ。
arduinoとブレッドボードがカジュアル電子工作の主戦場になってきた今日この頃、このピンの価値は計り知れないと思う。ちなみに、arduino(FIO)に刺すとこんなかんじになる。
このピンの問題は、ちょうどいい100milピッチのハウジングがないところではあるが、1本単位でバラバラでもよい用途では非常に便利にかつ美しくケーブルを作ることが出来るのでおすすめである。
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