2008年2月28日木曜日

Gainer clone on BreadBoard


基板をつくる前にはブレッドボードである程度試作するのが最近の一般的な?流儀だとおもうが、ブレッドボード遊びに興じてしまったのでそちらの結果を先に。

PSoC を使った製品といえば、 iPod やGameboy microが有名だが、PSoCを使った「作品」となると gainer だろう。gainerはメディアアーティストのためのフィジカルコンピューティングデバイスとして設計されており、 Processing Flash MAX/MSPといった作品作りによく使われる環境に適応するためのライブラリが提供されており、親和性が非常に高い。

このキット オープンソースなHWであるが、焼かれた基板にパーツをつけて8500円という価格で売られている。8500円という値段は、ほとんど手作りに近い状態で作られて会社で売られるにはまっとうな値段だと思うが、ちょっと一瞬遊んでみるには一瞬躊躇する値段かもしれない。


どうせブレッドボードで使うのなら、最初っからパーツをブレッドボード上にくんでしまったら安上がりでは?とおもったので手持ちのパーツを使ってやってみた。回路図を見る限り USB-UARTに PSoCがつながれて、 LEDとSwitchが1つづつオマケにつながっているだけだ。LEDはアクティブハイにドライブされており、SWは内部 pulldownでVCCに直結されている。回路図をみながらとりあえずそのままボード上で再現してみた。

なにも難しいところはないけど、パズルのように配線をおこなって、まあ、これでいいんじゃないか?というところまではたどりついたので晒しておこうとおもう。

モジュールが秋月なのですべて秋月電子でそろえるとして、トータルコストとしては、
AKI-UM232R 950円
CY8C29466 500円
ブレッドボード EIC-102BJ 700円

とまあブレッドボードをいれても2000円強といったところ。

ブレッドボードには余分があるのでこの上に簡単な回路なら足すことはもちろん可能だ。そのためにベースは片側に寄せてくみ上げてある。

互換とするにはさらに電流制限抵抗とLEDとタクトスイッチが必要だが、電子工作をするものならこれくらいはパーツ箱から出てくるであろうということで、コストには加算していない。

これで合計2150円である。PSoCライターがない場合は PSOCのライターであるCY3210-MiniProg1 4000円が必要となるが、この場合にはminiprogにサンプルとして29466がついてくる。

とりあえずサンプルプログラムが動いたので、満足して作品として完成させるのはまた次回ということで。

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