NetBSDでD02HWを使うためにいろいろとやった結果、前回のubsaデバイスドライバへのパッチというアプローチではどうも差分が大きくなりすぎる、という結論に達した。新しく別のデバイスドライバとしたほうがなにかと都合がよいので、uhmodem (USB huawei modem)という名前の新しいデバイスドライバをつくってみた。と、いってもubsaとの共有部分も多いのでそのままコピーして変更するのもいまいちな気がしたので、ubsa.cをubsavar.h, ubsa_common.c, ubsa.cの3つに分解して、uhmodem.cからはubsa_common.cを介してubsaの関数を使うことにした。
とりあえずdmesgを載せておく。
uhmodem0 at uhub0 port 1 configuration 1 interface 0
uhmodem0: HUAWEI Technologies HUAWEI Mobile, rev 1.10/0.00, addr 2
uhmodem0: mass storage only mode, reattach to enable modem
uhmodem0: at uhub0 port 1 (addr 2) disconnected
uhmodem0 detached
uhmodem0 at uhub0 port 1 configuration 1 interface 0
uhmodem0: HUAWEI Technologies HUAWEI Mobile, rev 1.10/0.00, addr 2
ucom0 at uhmodem0 portno 0: modem
ucom1 at uhmodem0 portno 1: monitor
umass0 at uhub0 port 1 configuration 1 interface 2
umass0: HUAWEI Technologies HUAWEI Mobile, rev 1.10/0.00, addr 2
umass0: using SCSI over Bulk-Only
scsibus0 at umass0: 2 targets, 1 lun per target
cd0 at scsibus0 target 0 lun 0:
attach時のメッセージを見てわかるように、uhmodemではD02HW(E220)が提供しているすべての機能(com *2, umass *1)を同時につかえるようになっている。
現状ではumassがつながっても、windowsのデバイスドライバが見えるだけだが、海外のほうでは、あの領域に好きなものを入れれるようなアクティビティもあるようなのでその時に役にたつかもなーくらいな気持ちでいれてみた。
ucom0, ucom1は前者が通信用のttyで、後者がモデムの状況や通信状況をモニターするための監視用ttyだ。ucom0を使っているときでもucom1を同時にアクセスできるので、メモ:D02HW解析に書いたDSFLOWRPTメッセージとか電波状態問い合わせ(^ANQUERY)の回答などを受け取れる。ユーザーインターフェイスアプリケーションを書くときには便利なはず。
というわけで、patchは大きくなったのでここに乗せるのは割愛しておく。すでにNetBSDにはsend-prしてある(kern/37692)ので急ぐ場合はそちらを参照すると良いかも。
とりあえずやることはおわったかなーーー。。
2008年1月5日土曜日
NetBSDでEmobile D02HWを使う(新デバイスドライバ)
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