2008年2月16日土曜日

NetBSDで「24時間ワンセグ野郎」(新デバイス)

このエントリーの一行まとめ: 使えるUSBワンセグチューナーは、実はたくさんある、かも?

本家の昨晩のエントリーでふれられていた「一部で非常に不評なLOG-J200のUSB(笑)」をおもに専門に扱っている:)わけですが、そこに非常に気になる記述があった。

  • ちゃんとエンドポイントは分かれてるしTSのデータはアイソクロナスで送ってきているし ^^; なんといってもコントロールコマンドがシンプル簡単で使いやすい!(笑) それこそ他OSでいじるベースとしては便利そうな感触ですよ。USBXPressではなく今度はEZ-USBベース、そして実売価格は3000円。探せばいろいろあるものです。

しかも入手性がいいようなので注目に値する情報だ。これで、24時間ワンセグ野郎コミュニティ(?)もさらに盛り上がるに違いない。
と、そのエントリーを読んだのが午前2時半すぎ。それまでは、ARIBの資料を眺めながらワンセグのMPEG2TSストリームの制御情報を処理する部分をつらつらと書いていたのだが、デバイスを触りたい気分がいきなり盛り上がってしまった。私も実は、その辺でみかけるたびにUSBデバイスを買ってあって、そろそろ家があふれそうだったりしているので、そのなかでまだ開けていなかった箱をいくつか取り出してUSBストリームを眺める、という作業に従事してみた。

2-3種類眺めてみると、やっぱりいろいろと特徴が見えてくる、その辺の話はまた今度まとめる機会を探すとして、また新しく「188byte単位の情報転送 & 先頭バイトが0x47」のストリームを吐くチューナーを見つけてしまった。俄然盛り上がったので、NetBSD用のデバイスドライバも書いてみた。(おかげで眠い)

このデバイスは、
  • CPUは8051ベース(シリコンラボラトリC8051F342)
  • チューナーはシャープ製
  • アンテナはロッドアンテナのみ
  • 眩しく光る青色LED付き
  • 3000円台のお得な値段で入手可能かも
というハードウェアで、基板を眺める限り、J200よりは出来がよさそう。挙動としては、
  • コマンド用のEndpoingとデータ用のEndpointがわかれている
  • データ用Endpointはアイソクロナス転送で188Byte単位で送ってくる
  • 初期化コマンド等はほとんどいらない。お行儀よくチャネル切り替えをすれば動く
  • 電波が安定するまではストリームを出力しない。チューナーがセットアップされたかどうかを問い合わせてみて0x1がかえってきたら、転送開始、みたいな処理をする。
というかんじで、この前のエントリに書いた不満はおおむね解消されているようだ。

ただ、気になるのが、まだソフトウェアが悪い可能性もあるので何ともいえないけど、だいぶ感度が悪そう。ちょっと、置き場所を変えるだけで、MPEG2TSのパケットでTS_ERRORフラグが立ってしまう。あんまり頻度が高いと、TS_ERROR付きでも眺めてみる、みたいな処理に変えないといけないかもしれない。付属のソフトではそんなに画像が乱れるみたいなことが頻発するわけではないので、もう少し調査が必要。
MPEG2TSのストリームはとれているみたいなので、もう少し調査して詳細をお知らせしたいとおもいます。というわけで、MPEG2TSストリームが出ている証拠も載せておきます。先頭バイトが0x47だけ、ってわけではないので安心。

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